2011年 05月 31日
この歳で |
この歳で追っかける先生
この歳で、追っかけをしている先生をご紹介します。熊本大学の徳野貞雄先生で、最近「生活農業論」を出版されました。28日、高校の同窓会をキャンセルして(申し訳ないが、今は、トクノスクール)勉強会に出席しました。
主に、農業の話しですが、これが、すべて都市計画やまちづくりに関連した視点で、実に刺激的です。ちなみに徳野先生は「コンサルタント」が大嫌いな方です。よくわかります。
たとえば、こんな話しです。農商工連携という話題が、どこの問題を抱える農業地域で話題になります。いわゆる農作物に付加価値を付けて6次産業化することを薦める村おこしのようなものです。しかし、先生は、これが誰の視点からの発想かと問いかけます。それは農業をビジネスとして見る視点であり、農家は以前から兼業という形で農商工連携を行ってきたという指摘です。
また、米のブランド化についても、99点の米と98点の米を比べて何がブランドか、と言います。つまり、日本の米は例外無くうまい!なぜ,消費が伸びないか、その原因は「米をゴハンにできない人が増加している」、これが本当の原因。この指摘、まいった!!です。
今までの農学部は、農業技術と農業経済を中心とした机上の学問で、大学の教師や役人のみが潤ってきた、という指摘。つまりは「人」や「農家」を中心としてこなかった、という指摘。米作は、経済作物ではなく、農村集落維持作物という指摘も、田植えを一度でも手伝えば、十分理解できます。
ぜひ、みなさんへも、追っかけを薦めます。
佐藤俊郎
この歳で、追っかけをしている先生をご紹介します。熊本大学の徳野貞雄先生で、最近「生活農業論」を出版されました。28日、高校の同窓会をキャンセルして(申し訳ないが、今は、トクノスクール)勉強会に出席しました。
主に、農業の話しですが、これが、すべて都市計画やまちづくりに関連した視点で、実に刺激的です。ちなみに徳野先生は「コンサルタント」が大嫌いな方です。よくわかります。
たとえば、こんな話しです。農商工連携という話題が、どこの問題を抱える農業地域で話題になります。いわゆる農作物に付加価値を付けて6次産業化することを薦める村おこしのようなものです。しかし、先生は、これが誰の視点からの発想かと問いかけます。それは農業をビジネスとして見る視点であり、農家は以前から兼業という形で農商工連携を行ってきたという指摘です。
また、米のブランド化についても、99点の米と98点の米を比べて何がブランドか、と言います。つまり、日本の米は例外無くうまい!なぜ,消費が伸びないか、その原因は「米をゴハンにできない人が増加している」、これが本当の原因。この指摘、まいった!!です。
今までの農学部は、農業技術と農業経済を中心とした机上の学問で、大学の教師や役人のみが潤ってきた、という指摘。つまりは「人」や「農家」を中心としてこなかった、という指摘。米作は、経済作物ではなく、農村集落維持作物という指摘も、田植えを一度でも手伝えば、十分理解できます。
ぜひ、みなさんへも、追っかけを薦めます。
佐藤俊郎
■
[PR]
▲
by kdkessay
| 2011-05-31 12:46