2012年 10月 23日
ジェンダーについて |
今、あらためて「ジェンダー」について30年ほど前に大学院で学んだことを復習しています。11月に名古屋で「ジェンダーと環境」について話をする機会を作ってもらいました。UCLAの大学院時代に学んだドロレス・ハイデン教授の業績や視点を中心として、現在の話題に繋いで行こうと考えています。
1893年に、シカゴで博覧会が開かれました。国家的事業で、アメリカで初めてヨーロッパのような統一された街並が、博覧会とはいえ初めて実現した画期的なものでした。
その後、ワシントンやアメリカの地方都市で、この博覧会の成果が実践されることになります。
この博覧会で「女性館」というパビリオンが建設されています。アメリカで初めて4年生の建築教育をうけた、ソフィア・ハイデンが設計したのですが、その現場管理が過酷で、最後まで業務が遂行できず、その後、女性が建築分野で働けるのか、といった論議を巻き起こしました。
このパビリオンには当時の最先端の、家事と住宅に関する展示も行われていました。つまり、家事の協同化であり、事業化の試みです。
すでに1800年代の終わりには、女性から、いかに家事を開放するかが大きな住宅のテーマとなっていました。
その先進性から考えれば、今のマンションや戸だて住宅を考えるに、ほとんど進歩らしいものがなかったのでは?と思ってしまいます。
1893年に、シカゴで博覧会が開かれました。国家的事業で、アメリカで初めてヨーロッパのような統一された街並が、博覧会とはいえ初めて実現した画期的なものでした。
その後、ワシントンやアメリカの地方都市で、この博覧会の成果が実践されることになります。
この博覧会で「女性館」というパビリオンが建設されています。アメリカで初めて4年生の建築教育をうけた、ソフィア・ハイデンが設計したのですが、その現場管理が過酷で、最後まで業務が遂行できず、その後、女性が建築分野で働けるのか、といった論議を巻き起こしました。
このパビリオンには当時の最先端の、家事と住宅に関する展示も行われていました。つまり、家事の協同化であり、事業化の試みです。
すでに1800年代の終わりには、女性から、いかに家事を開放するかが大きな住宅のテーマとなっていました。
その先進性から考えれば、今のマンションや戸だて住宅を考えるに、ほとんど進歩らしいものがなかったのでは?と思ってしまいます。
by kdkessay
| 2012-10-23 17:36