2011年 07月 27日
不条理の世界 |
不条理の世界
23日—24日の週末に三陸の被災地を見る機会がありました。
映像で理解していた世界は、まったく異なったものでした。従来の、震源地に近くなれば被害が大きく、離れれば、少なくなるパターンとは異なり、津波の被災地へ入るまでは、全くの平常な世界がありました(外見だけですが)。
震災から4ヶ月、重機が動き回り、救援と復興の方々であふれている光景を想像していたのですが、むしろ閑散としている印象でした。まだまだ遅い!実感です。
その中で、墓石がなぎ倒されていたお寺を見つけ、そばに寄ると腰の曲がった高齢のおばあちゃんが、新聞紙に巻いたお花を携えてお墓に行く途中でした。
亡くなった旦那さんの命日で、私が九州から来た事を話すと「ご苦労様です」と話しを始めました「墓から遺骨が流されてしまいました。このお墓の前に5反の田んぼがあったんだけど今の時期、青々としていた。地震は自然のことといいいながらせつないね」
新聞紙のくるまったお花を見て、思わず涙がでてきました。
復興とは何でしょうか?このおばあちゃんに何をしてあげることができるか?
決して合理の計画では、解決できない世界があることを切実に感じました。
23日—24日の週末に三陸の被災地を見る機会がありました。
映像で理解していた世界は、まったく異なったものでした。従来の、震源地に近くなれば被害が大きく、離れれば、少なくなるパターンとは異なり、津波の被災地へ入るまでは、全くの平常な世界がありました(外見だけですが)。
震災から4ヶ月、重機が動き回り、救援と復興の方々であふれている光景を想像していたのですが、むしろ閑散としている印象でした。まだまだ遅い!実感です。
その中で、墓石がなぎ倒されていたお寺を見つけ、そばに寄ると腰の曲がった高齢のおばあちゃんが、新聞紙に巻いたお花を携えてお墓に行く途中でした。
亡くなった旦那さんの命日で、私が九州から来た事を話すと「ご苦労様です」と話しを始めました「墓から遺骨が流されてしまいました。このお墓の前に5反の田んぼがあったんだけど今の時期、青々としていた。地震は自然のことといいいながらせつないね」
新聞紙のくるまったお花を見て、思わず涙がでてきました。
復興とは何でしょうか?このおばあちゃんに何をしてあげることができるか?
決して合理の計画では、解決できない世界があることを切実に感じました。
by kdkessay
| 2011-07-27 11:57