2010年 10月 03日
収穫の秋 |
糸島に住み始めてから、週末はどこかへ出かける事が多くなりました。
10月初めての週末の土曜日、久しぶりに能古島のノコノコファームへ出かけ、家族で、簡単な農作業を行いました。このファームは、ピエトロの村田社長が、以前から購入されていた土地を農業のために開墾された場所で、現在は、NPOの方々にも使わせていただいています。最大の「ウリ」は、お昼の食事で、農作業の楽しさもさることながら、昼食は、さすが外食のプロの方々手作りで季節の素材が使われて、実においしいものです。
夕方からは、長糸の若尾さんの農場の収穫祭(?)に出かけました。といっても、酒飲みのオヤジの集まりと考えてもらっても間違いないのですが、週末農業の成果としては、すばらしいものがあります。夕方6時から庭先でバーベキューがはじまり、夜の10時くらいまで酒宴が続きました。ほとんど、人家の光が見えない田んぼのあぜ道に寝そべれば、それこそ、何千匹の秋の虫たちの合奏が聞こえてきます。
ただ、現実は厳しく、周辺は高齢化率40%を超えている集落です。すこし、上流の白糸地区は、村落維持が極めて厳しい状況にあると思われます。
「撤退の農村計画(学芸出版)」という本を読了しました。一言で言えば、いかに積極的、前向きの撤退を行い、農村集落を再生するか、という問題提起で、考えさせられます。集団移転と言えば、何か、悲壮感が漂い、決して前向きではないイメージがありますが、本によれは、阿久根市の本之牟礼地区では、集団で6キロの市中心部への移転を行って、成功しているそうです。
個人単位ではなく、集落というコミュニティ単位、しかも将来の先細りを予見した40歳代が中心となって移転を実現させたそうで、そこがカギに思えます。
週末農業であれ、NPOであれ、集団移転であれ、まさに高齢化が急速に進む中で、いつまで収穫の喜びを分かち合えるか、手を打たねばならないと思います。
佐藤俊郎
10月初めての週末の土曜日、久しぶりに能古島のノコノコファームへ出かけ、家族で、簡単な農作業を行いました。このファームは、ピエトロの村田社長が、以前から購入されていた土地を農業のために開墾された場所で、現在は、NPOの方々にも使わせていただいています。最大の「ウリ」は、お昼の食事で、農作業の楽しさもさることながら、昼食は、さすが外食のプロの方々手作りで季節の素材が使われて、実においしいものです。
夕方からは、長糸の若尾さんの農場の収穫祭(?)に出かけました。といっても、酒飲みのオヤジの集まりと考えてもらっても間違いないのですが、週末農業の成果としては、すばらしいものがあります。夕方6時から庭先でバーベキューがはじまり、夜の10時くらいまで酒宴が続きました。ほとんど、人家の光が見えない田んぼのあぜ道に寝そべれば、それこそ、何千匹の秋の虫たちの合奏が聞こえてきます。
ただ、現実は厳しく、周辺は高齢化率40%を超えている集落です。すこし、上流の白糸地区は、村落維持が極めて厳しい状況にあると思われます。
「撤退の農村計画(学芸出版)」という本を読了しました。一言で言えば、いかに積極的、前向きの撤退を行い、農村集落を再生するか、という問題提起で、考えさせられます。集団移転と言えば、何か、悲壮感が漂い、決して前向きではないイメージがありますが、本によれは、阿久根市の本之牟礼地区では、集団で6キロの市中心部への移転を行って、成功しているそうです。
個人単位ではなく、集落というコミュニティ単位、しかも将来の先細りを予見した40歳代が中心となって移転を実現させたそうで、そこがカギに思えます。
週末農業であれ、NPOであれ、集団移転であれ、まさに高齢化が急速に進む中で、いつまで収穫の喜びを分かち合えるか、手を打たねばならないと思います。
佐藤俊郎
by kdkessay
| 2010-10-03 12:24