2010年 09月 20日
見たくないデザイン、ウサギもサルも |
ウサギとサルです。仮設の鉄パイプを支える支柱のデザインに、サルが両手で、パイプを持ち上げているデザインが使われています。1匹ならまだしも、それこそ、道路の脇に、何百匹と同じサル。先日は、別の現場で、これにウサギバージョンがあることを発見しました。
たぶん、この製品を作っている会社は「道路工事の現場は、殺風景だ。ウサギやサルのキャラクターでもあれば、子どもも喜ぶし、明るくなっていーじゃない!」といった理由で、決められたと思います(あくまで推測ですが)。
「いいじゃないですか!かわいいし、そんなに気にする事はない」と言われる方が多いかもしれません。しかし、なぜ、ウサギ、サルなのでしょうか?
なぜ、工事現場に余分な「雑音」を加えなければならないのでしょうか?
今、この国に、蔓延しているのは、おせっかい、あるいは、過剰デザインといわれる、不必要な雑音ではないでしょうか?工事現場は、概して不愉快なものです。ホコリ、騒音、雑多な機材などなど。そこに、さらに数百匹のサルは、必要でしょうか?
私だったらパンダに変えます、ではなくて、シンプルな鋼管で十分です。
(佐藤俊郎)
by kdkessay
| 2010-09-20 10:28